■加藤征弘調教師も納得の仕上げ

「このレースで面白いのは、オセアダイナスティ(父オルフェーヴル、母ラヴァーズレーン)ですね。見栄えもして調教も動いているし、ゴール前でもグンと伸びるんです。加藤征弘調教師も、“これ以上の調教は求めないでくれ”と言ったほど、中身が濃い稽古をつけられたんです。実は2か月前から内田騎手に依頼していて、“この馬は絶対走る”と伝えていた。ここはその強気な言葉を信じたいですね。

 あとはヴァイスメテオール(父キングカメハメハ、母シャトーブランシュ)。馬格がありますし、木村厩舎でも評価が高い1頭です」(前出のトラックマン)

 良血を信じるか、調教師の言葉を信じるか。馬券のセンスが問われそうだ。

 土曜日の新馬戦は、これといった馬がいないのだが、こんな裏話を聞くことができた。土曜の東京5R(芝1600m)で1番人気になりそうなクリーンスイープ(父ドゥラメンテ、母スイープトウショウ)についてだ。

「周辺では“川田に頼んじゃって大丈夫かよ”と囁かれているほど、危ない馬なんです。角馬場で騎手が振り落とされていたのを目撃したことがあるのですが、2回目だったとのこと。調教でも他馬を気にするところがあり、走りに集中できていない。だから“走らない馬”ということではなく、“気性的に危ない馬”なんです。なので、人気になりそうなら嫌いたいですね。

 あまり有力な馬はいないのですが、強いて挙げるならピクシーカット父モーリス、母ピクシーダスト)とスカリーワグ(父ドゥラメンテ、母ジプシーマイラブ)の2頭の仕上がりが良いですね」(前出のトラックマン)

 気性が心配されるクリーンスイープ。無事に走ってほしいが……。

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