■大型特番には超がつくほど向いていた
渡部は、通常編成の番組だけでなく、『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)のような大型特番でも司会を務めていた。
「長時間の特番は、放送日のかなり前からスタッフが徹底的に細部まで練って番組を作るので、通常編成の番組以上に、台本や制作サイドの要求通りにやってほしい。そうなってくると、渡部さんのような人にMCをやってもらうが一番です。渡部さんのMC力の底力が発揮されるのが大型特番、と言えるほど向いているんです」(民放キー局関係者)
パーフェクトな“特番MC”と言えそうな渡部だが、欠点もあるという。
「渡部さんの唯一の欠点といえば、ギャラの高さですね。MCをお願いした場合は、渡部さんはダウンタウンの次のクラス。実は彼よりもキャリアが長い、東野幸治さん(53)よりも高いと言われています。
テレビ不況で制作費が削られる中、ギャラが高いタレントは出演を敬遠される傾向にありますが、それでも渡部さんはその仕事のクオリティから、オファーが途切れませんでした」(前同)