■鷹野役が誰かは不明

 第2話の該当シーンで映っていた、草刈を除く3人のモンキーパス上層部のベテラン社員たちは、おそらく本来出演していた鷹野専務の俳優ではないと思われる。

「全員、役名のクレジットもありませんでした。鷹野専務は終盤の大きな壁となり、セリフも出番もかなり多い重要人物のため、無名の俳優を使うことは考えにくい。おそらく会議の場面は、三浦さんの死後に役者を変えて撮り直したのでは、と考えられます。この時点の鷹野は、顔見せ程度に出ただけですからね」(前出の女性誌記者)

 鷹野の部下である経理部長(池田成志)が51歳で、草刈演じた富彦が64歳だったことや、専務という役職から、俳優の年齢も50~60代だと考えられる。ほかのキャラクターの過去にも関わる重要な役どころだったことを踏まえても、かなりの大御所俳優が起用されていた可能性は高い。

「誰が演じたのかは明らかになっていませんが、おそらく嫌味な役が似合う俳優のはず。鷹野は脚本で見るかぎり、同局の『半沢直樹』に出ていても違和感のない、分かりやすい悪役でしたからね。

 同じプロデューサーの作品から推測して、『重版出来!』に出ていた生瀬勝久、『グランメゾン東京』の手塚とおる、『99.9』の甲本雅裕、そして大穴で『グッドワイフ』に出ていた博多華丸といった方々の顔が思い浮かびますね」(制作会社関係者)

 全4話で、きれいにまとめたスタッフには感謝しかないが、やはり本来のバージョンも観てみたかったーー。

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