ところが、徐々にスタッフも図に乗り、江橋さんに何かパフォーマンスをさせないと、紹介もさせない体になり、ももクロ名物の「全力自己紹介」や、ブルゾンちえみの物まねなどを強制し、奇妙な笑いを取っている。そこで高城れに考案の「デミうどん」「デミごはん」も誕生。コーナー内で試食を行い、高城のOKが出たことで、16年11月より12月末まで期間限定で販売された。

 山田食品が番組スポンサーを降りても、この企画は続く。つまり、ももクロとダウドンの相思相愛の仲は誰にも割けないのだ。しかし、23区内唯一の蒲田店が5月22日にコロナの影響もあって閉店。4月からの店内禁煙化も響いたらしい。ダウドンはロードサイド出店が主だが、蒲田店は珍しく駅前立地で、圧倒的に飲み客が多かった。それが禁煙にコロナでは客足も遠退く。

 そして、10年にオープンした同店はももクロ推しを鮮明にし、グッズやポスターがずっと飾ってきた。地方からライブで東京をモノノフにとって、とりわけ思い入れの深い店だったわけだ。それが突然の閉店。ツイッター上のモノノフのつぶやきからも、「(同店訪問が)ささやかながら毎週の楽しみだった」「コロナがにくいです」と落胆の声が挙がる。

 メンバーに成り代わってのお願い。全国のモノノフの皆さん! 東京西部にも、当然埼玉のほぼ全域にもダウドンはあります。あの少々甘ったるく緩いうどんを啜りに、意外とイケる中華メニューで一杯やりに、ダウドンにぜひいらしてください!

(取材・文=鈴木隆祐)

アイドル食堂

あわせて読む:
・現役アイドル前田美里「メッセージとか配信で気になって握手会に行きたくなります」【写真38枚】「坂道が好きだ!」第33回

  1. 1
  2. 2
  3. 3