９６年福岡市生まれのエライザは、出生地がフィリピンということでわかるように、母親がフィリピーナである。フィリピン人とのハーフのタレントは最近とみに多いが、エライザは母がモデルだっただけに、一際目を引く美貌の持ち主だ。
高橋メアリージュン、声優の中島愛、白濱亜嵐の姉であるモデルのラブリ、元ＡＫＢ４８の秋元才加、物まね芸人のざわちんなどがフィリピン・ハーフの面々。エキゾチックな風貌なのはむろん、南国的な大らかさはいずれにも共通するだろう。
ところで、エライザの本名は依來沙。これでエライザと読むのだが、アルファベット表記なら本来、Ｅｌｉｓａだろう。英語だとエリザベスの略でイライザだ。ドイツ語・フランス語・イタリア語ではエリーザ・エリザ、スペイン語などではエリーサ・エリサと発音する（ドイツ語ではエリーゼ（Ｅｌｉｓｅ）、フランス語ではエリーズ（Éｌｉｓｅ）の表記が多い）。
ご存知のように、フィリピンは最初スペイン、次いでアメリカの植民地だったので、こんなちゃんぽんな読み方になるのかと思った次第。エライザは実にフィリピン的な名前なのだ。０９年から芸能活動を始め、「ニコラモデルオーディション」でグランプリを受賞し、同年から雑誌『ニコラ』（新潮社）の専属モデルを務めたエライザ。１３年５月号をもって同誌を卒業し、同年６月号より『ＣａｎＣａｍ』（小学館）の専属モデルになった。そこで「依來沙」を「エライザ」の表記に改めたのだ。
