――前田さんもリーダーをやっていたときはメンバーに怒ったりしていたんですか?

 結構言ったりしてました。私がいたグループは学業優先のメンバーも多くて、やっぱりそうなると全員揃わなかったときの穴埋めを他のメンバーがやらなきゃいけなくて、そういう大変さとかを知っていたというのもあって。あの大人数をまとめてるなんて、キャプテンはやっぱりすごいなって思いました。

――ファンの感想を見ていても「キャプテンがいなかったら今の日向坂はなかった」というような、佐々木さんのことを絶賛する声が多かった印象があります。

 見えないところでスタッフさんとかもちゃんと怒ってくれてたとは思いますけど、やっぱりメンバー同士でちゃんと意見を言い合ったりとか、「ダメはことはダメ」って言うのは大事だなって改めて思いましたね。

 あとはそれこそ礼儀とか挨拶とか、そういうのもキャプテンが先導してやっていたからあれはホントにすごいなって。確かそれもキャプテンだったと思うんですけど「自分たちは誰にも知ってもらえていない立場だから、だからこそ挨拶だったりとか、そういう影の部分でちゃんとしっかりやっていかなきゃ」って言ってたのはすごい覚えてて。そういうのが周りの人にちゃんと伝わっているからこそ、どんどん仕事が増えていってるんだろうなって思いました。

――全員が横一列に並んで深くお辞儀をしているシーンなんかは感心してしまいますよね。

 すごい印象的ですね。そういうのをみんなでやり続けるのって大変なことだから、それをキャプテンが先頭に立ってしっかりやっているのはホントにすごいと思います。それと、キャプテンの裏側みたいなのって今まであまり見たことなかったから、そういう、真面目な部分をフィーチャーされていることを本人はどう思っているんだろうっていうのもちょっと気になりました(笑)。

――TIFの「あの事件」は『日向坂で会いましょう』ではオードリーさんにネタとして扱われてますからね(笑)。

 そうですね(笑)。でも影から支えている存在ではありつつも自分も前に出たりしているから、そこのバランス感覚っていうか、あれはホントにすごいなって思いました。

(取材・文=鎌形剛)

 

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