――欅坂の曲は歌詞や振り付けにパワーがあり過ぎますからね。

 欅坂って今の日本の閉塞感というか心情みたいなものを歌ってる曲が多いじゃないですか。普段アイドルを全然聴かなかった人たちも共感しやすい曲が多かったから、こういうアーティストっぽい感じになっていったんじゃないかなとは思いましたね。それもそうだし、やっぱり曲の世界観を表現するっていう点においては平手さんがすごいから。

 でもそれが、2018年ぐらいからもっとみんなで頑張っていこうみたいな雰囲気になってきて。最初「バックダンサー」って言ってたあかねんが「考えが変わったことに自分でも驚いてる」みたいに言ってたので、徐々にメンバーの意識が変わっていったんだなって思いましたね。

――逆にもし平手さんがあまり休業をすることなく、脱退するまで他のメンバーが代理センターをやる機会が全然なかったとしたら、今頃どうなっていたんでしょうね。

 そうですよね。2018年から19年にかけてみんな代理でセンターやってたけど、もしあれがなかったらどうなってたんだろう。そのまま行ってたのかなぁ……。

(取材・文=鎌形剛)

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