■「日本の芸能界は『余生』が長い」
さらに、命を絶った理由について、「本人すら『○○が理由だった』なんて、言葉で簡単に説明できやしないんじゃないかな」と、たけし自身が94年に起こしたバイク事故の際のことを語ったのだ。
「たけしさんは当時どこかに“投げやりな感じがあったかも”“何のために生きているのかってことばかり考えていたのは確か”としつつも、正直よく思い出せないとしています。そして、それを踏まえたうえで“当時の自分の感情を把握しきれてないんだから、他人の死の理由を推し量ろうなんて無理な話だよ”と、結論づけています」(前出の女性誌記者)
また、たけしは、日本の芸能界について「『余生』が長くて大変」と語り、早いうちにスターになると、その勢いや熱を維持し続けるのは難しい、として、油断すると『この先の人生、もう大したことはできないんじゃないか』という恐怖が心を支配し始める、と、いわゆる“燃え尽き症候群”に近いものがあるのではないか、と警鐘を鳴らしている。