■二宮はNGっぽくないNG!?

「“お嬢様の目は、節穴でございますか?”のように、口調は丁寧だが口が悪い執事の櫻井が優雅に謎を解く『謎解きはディナーのあとで』は、執事の櫻井が“旦那様もたいそう心配しておいでです”と令嬢で刑事の北川景子(34)ジッと見つめながら話す場面で、北川が思わず笑ってしまう、という内容でした。笑われたことに対して“なんでだよぉ”と、素の口調になる櫻井はキュートでしたね(笑)」(前出の女性誌記者)

 母の病気をきっかけに主人公が成長し、家庭が再生する様子を描いた二宮の『フリーター、家を買う。』では父親役の竹中直人(64)がNGを出した。二宮、ヒロイン(香里奈)、父(竹中)、母(浅野温子)の4人で食卓を囲む場面だった。

「香里奈が、夫婦のなれそめを聞こうとするシーンだったんですが、香里奈の“社内恋愛ですか?”という問いに竹中は“いや、寿美子(浅野)は取引先の……”と続けるはずだった。ところが、竹中は“いや”のあとビールを飲んでそのまま無言。しかし、竹中の雰囲気が絶妙だったせいか全員アドリブと勘違いしてしまい、しばらく演技は続いていました」(前同)

 雰囲気そのものはよかったものの、次のセリフに移った際に、竹中が「あっ! いや、ちょっと、そうか。俺、飛ばしたよな……」と気付いたことで全員が笑い、結局NGとなった。

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