■予告シーンに不満の声

 それは、矢神家の次女の祥子(安蘭けい/50)の娘である、百合華(堀田真由/22)が伯朗を訪ねるというシーンでのこと。百合華が“明人の妻”を名乗る謎の美女、矢神楓(吉高由里子/32)を突き落とした犯人だと明かし、伯朗を刺してしまうという妄想だった。

 これだけなら、いつもの妄想だと受け入れることができたのだが、問題なのは、前回ラストに放送された予告編でも伯朗が刺されたシーンが流れ、百合華が事件の重要人物であることを匂わせたことだ。その結果、次週の放送までの1週間、事件の考察を楽しんでいた視聴者を落胆させた。

 さらに、第4話の予告編では明人が椅子に縛られたシーンがあり、失踪の謎が明かされ、物語が大きく動くことを予感させた。しかし、これまた伯朗の妄想シーンで、祥子の夫である隆司(田口浩正/53)の後をつけて不倫現場を目撃する前に、伯朗が妄想したものだったのだ。

 これに対し、ツイッター上では、妄想シーンを好意的に受け取る声もあったが、多くは「妄想を次回予告に折り込んだのはがっかりです。以降の予告がすべて嘘に見える」「せっかく良い役者揃ってるのにサスペンス色が色あせてしまう。力入れるところを間違えている」などと、批判的な声を寄せていた。

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