■結果は散々だった

「実際に撮影を始めたところ、最初のセリフ“ここにいたのかよ”をカッコよく言おうとして、殺し屋が標的を見つけたような口調になってしまったり、“で?”が“どぅえ?”になってしまったり、結果は散々(笑)。ポケットに手を入れようとするも中途半端に引っかかったり、佐藤特有の流し目をマネしようとしてなんとも言えない表情になっていたり、見事に空回りしていました(笑)」(制作会社関係者)

 そして、大悟の「いちばん男前の顔」という演技指導も反映し、山場である「ノブ担だろ?」のシーンに入ったのだが……。

「かなり大根気味でしたが、“男前な顔”はできていた。大悟が“一瞬、佐藤健の顔になった”と指摘するほどでした。しかし、そのキメ顔に驚いた女優(白鳥優菜)が笑ってしまい、結局NGに(笑)。その後も数テイク重ねたんですが、大悟が爆笑してしまったり、ノブが我慢できずに笑ってしまったりで、最後はノブが“胸キュン、ちょっと無理です”とギブアップ宣言をして前半は終わりました」(前同)

 ちなみに、大悟が用意したもう1つのシチュエーションは企業系ドラマ『金曜劇場 早川信行(ノブの本名)』だった。言うまでもなく『半沢直樹』(TBS系)のパロディである。

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