■薬物で逮捕されて

 だが、伊藤以外にも“やらかし芸能人”は、近年だけでも枚挙に暇がない。記憶に新しいところでは、今年9月、逮捕された伊勢谷友介(44)だ。

「自宅で押収された薬物は約40回分と、かなり大量。長年の常習者だった可能性が高く、おかげで過去に熱愛が報じられた広末涼子長澤まさみ森星などにまで、あらぬ疑いがかけられました」(前出の芸能記者)

 伊勢谷もまた、伊藤に劣らぬ人気俳優だっただけに、一部報道では違約金が10億円に上るという説もあるほど。

「ダメージが大きかったのは、俳優業以外の活動。伊勢谷は『リバーズプロジェクト』代表として社会事業家の顔もあり、自治体や大企業を絡めた大きなプロジェクトを、いくつも並行して行っていました。動く金額に比例して、損害も大きいようです」(夕刊紙記者)

 現在、伊勢谷は12月の初公判を待つ身だが、同じく違法薬物により逮捕され、懲役1年6月・執行猶予3年の有罪判決を受けたのは、ミュージシャンで俳優のピエール瀧(53)。

「瀧さんは昨年3月に逮捕されましたが、100億円以上の損害賠償案件になるのでは……とも囁かれました」(映画ライター)

 なんともケタ外れの額なのには理由がある。瀧がディズニーアニメの人気キャラを演じていたからだ。

「大ヒット映画『アナと雪の女王』のオラフ役で人気を博していました。昨年は続編が公開予定でしたし、逮捕を受けて、ディズニーはすぐに声優交代を発表。アメリカは契約にシビアですから、世界的コンテンツの価値を毀損したということで、それだけの額が噂されたわけです」(前同)

 実際、どれだけの違約金が発生したのかは不明だが、瀧はすでに音楽活動を再開。来春公開予定の映画『ゾッキ』で、俳優復帰することも発表されている。

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