■朝ドラも大河も、すでに結果を残している

 特に『マッサン』では、八澤ハナという役で出演していたが、その際は裕福なリンゴ農家の息子との縁談を「おらの幸せは、おらが決める。おらの幸せはおらにしかわかんねぇ」と断り、職人気質で不器用な夫と結婚する、侠気溢れる女性を演じ話題となっていた。

「小池にとって初大河ドラマの『義経』での巴御前では、勝気で武芸が達者な女傑を見事に演じていました。公式で“和製ジャンヌダルク”と称される役でしたが、ハマリ役でしたね。演技の幅は広いですが、力強い女性が非常に似合う女優だと思います」(前出の専門誌記者)

 今回小池演じる北条政子は、夫・頼朝の死後は“尼将軍”と呼ばれ、鎌倉幕府に君臨したやはり“強い女性”だ。

「女として、母として、強く、愛に生きた政子は、『一途』という言葉がぴったりな最高にカッコイイ女性だと思います。1年半、政子を誰よりも愛し、政子と心中する気持ちで演じさせて頂きたいと思います。『猛女』とよく例えられますが、そうではない、それだけではない魅力的な政子として視聴者の皆様の記憶に残れるよう気合を入れて頑張りたいですね!」

 と、小池は意気込みを語っているが、ハマリ役になることは間違いないだろう。

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