■アナウンサーは他の局員よりも給料が安い

 フジテレビといえばこれまで、アヤパンこと高島彩(41)、カトパンこと加藤綾子(35)など、人気女子アナウンサーを多数輩出してきた。

「実は、アナウンサーというのは、記者やディレクター職よりも給料が安い傾向があるんです。それはほとんどのアナウンサーには残業代がつけられないから。記者には、取材が長引いた場合など、ディレクターも収録時間が延びたり、編集作業が長引いたりで、残業をすることが少なくありません。

 一方のアナウンサーは、決まった時間に決まった番組に出演して仕事をこなすため、残業することがあまりないんです。出演する番組の事前準備のため、何十時間も残業することなども認められていませんからね。今、テレビ局員にとっては、残業代が収入面でかなりの割合を占めているわけです。ただ、その残業代がつけられないアナウンサーは、他の職種に就いた同期に比べると給料はかなり安い。

 かつてキー局なら、30歳で年収1000万円などという時代もありましたが、今は残業代がつかなければ600~700万円。あって800万円ぐらいではないでしょうか。それでも一般的な企業の同世代と比べたらけっして悪くはありませんが、アナウンサー、特に女子アナは他の局員とは扱われ方が違いますからね」(前出の制作会社関係者)

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