■文春記者の前でI氏に説教

 2015年1月の『週刊文春』(文藝春秋)では、当時ジャニーズ事務所副社長だったメリー氏のロングインタビューを掲載している。

 ジャニーズ事務所の後継者問題や事務所内の派閥などについて質問状を送ったところ、滅多に表舞台に出てこないメリー氏が、ジャニーズ事務所本社内で5時間にわたってインタビューに応じたのだ。

 事務所内にジュリー氏のが管轄する“ジュリー派”と、I氏が管轄する“I氏派”が存在し、両派が対立しているのではないかと問われると、メリー氏は「今、Iを呼んできて」と言い、「うちの娘(ジュリー氏)と対立しているIが派閥を作っていると書いてあったら、Iに説教するのは当たり前でしょう。派閥があるとしたら、うちの恥」と語った。

 30分ほどして現れたI氏は派閥の存在を否定。しかし、メリー氏はその後もI氏に自身が管理しているタレントのことなどを執拗に問い詰め、「私、Iに初めて本気で怒鳴っています。何で私が社員と対立しなきゃならないんですか。それだけでもすごい失礼だと思うの。言葉遣いをもうちょっと考えてよ。私に失礼よ」とまくし立てている。

 さらに「うちの娘とIが争うなら私はIに“出ていけ”と言うしかない。だって、Iは私の子どもじゃないんだもの」、「うちの娘が、何でIと派閥争いしなきゃならないの? だったら、どうぞ自分のところで別に(会社を)作ってくださいと言うだけ。派閥争いをしたら、Iがどんなに(仕事が)できても、私は娘の味方です。親ですから、当たり前のこと」と語っている。

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