■NHKはジャニーズに「してやられた」!?
嵐は2009年の初出場から今年で12年連続『紅白』に出場することになり、2016年、2018年、2019年と3回も大トリを務めている。白組司会も、個人を含めこの10年間で9回も務めている、いわば“紅白の顔”とも言える存在だ。
レコード会社関係者は言う。
「今、『紅白』関係者はジャニーズに対し、“裏切られた”とめちゃくちゃ怒っているといいますよ。やはりジャニーズ枠“7”は異常な数字。他の芸能プロダクションからもいろいろ意見や批判が出ているのでしょう。
水面下で、長く交渉があったのは間違いありません。NHKとすれば嵐の活動休止前のラストを盛り上げるために、そして当然、『紅白』を盛り上げるために司会を含めた“嵐シフト”を組もうとしていた。ただおそらくですが、司会の話は早い段階で断られていたのではないでしょうか。活動休止直前はさまざまな仕事がありあまりにも多忙で、リハーサルなどをこなすことは難しかったでしょう。10月の段階で総合司会は内村光良(56)、白組司会も今回務める大泉洋(47)ほか、嵐とは別の名前が挙がっていましたからね。
しかし、ただ、大トリのオファーについては“検討します”とペンディング状態になっていたのではとみられます。そうした中で、“昨年出場したグループに加えて、ウチには今年デビューしたスノストもいるので……”といった、J枠を増やす交渉があり、NHKはそれを飲んでしまった。
嵐が『紅白』にいかに貢献するか、NHKサイドに期待を持たせながらの交渉が続いたが、結局、最終的には、“大晦日は、嵐のメンバーがファンに向けての生ライブをどうしてもやりたいと。だから、司会はもちろん、大トリも厳しい”と土壇場で断られたのではともっぱらです。NHKサイドは怒っているといいますが、今回は、ジャニーズのほうがNHKよりも交渉上手だったということなのではないでしょうか」
まもなく行われる最後の『紅白歌合戦』で、嵐はどのようなパフォーマンスを見せるのだろうか――?