■シリアスなストーリーをギャグで中和

『鬼滅』でも、炭治郎や禰豆子、仲間の善逸らのギャグシーンが物語の清凉剤となっていたが、『電王』もそれに近いものがあるのだ。たとえば、「物語の根幹に関わる超重要な話を、遊園地のアトラクションで延々と遊びながら話す」というシュールなシチュエーションもあった。

「佐藤の魅力的な演技や愉快なイマジンたちが大好評で、本編終了後も、さまざまな番外編や続編が作られ続けています。佐藤は08年の『さらば電王』で卒業しましたが、今年8月にも『プリティ電王とうじょう!』という新作が生まれた。佐藤も、18年12月に映画『平成ジェネレーションズFOREVER』で、約10年ぶりに出演し、大いに話題になりました」

『鬼滅』も、まだまだアニメは原作の半分も消化していないことやその人気ぶりから、シーズン2は確実だとされている。映画『無限列車』のメインキャラクターとなった『煉獄杏寿郎 外伝』や『冨岡義勇外伝』といったスピンオフ作品も、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で続々と掲載されている。人気作である証だ。

 多くの共通点がある『電王』と『鬼滅の刃』。佐藤が冨岡義勇の実写化キャストになるのも、必然なのかもしれないーー。

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