■1人で30分間歌い続ける!

1人カラオケで練習する角川さん

――コロナでステージがなくなり、少なくとも半年は歌っていなかったということでしょうか。

「ほぼ歌ってなかったですね。新曲の『雨の香林坊』のレコーディングはまだ5月だったから、そこまで声が出ないというのはなかったんです。あとは、テレビで1〜2曲歌うのは大丈夫。ただ1時間とか公演で歌うことが半年くらいなかったんです」

――それで、久しぶりの公演で喉の調子に驚いたと。

「ビックリしましたよ。喉は商売道具ですからね。アスリートの人だって8か月走ってなくて、いきなり走ってと言われても多分、走れないでしょう。

 それで、会社に頼んで、“カラオケに行って声出しておかないとヤバいな”と。翌日のステージはスケジュール上音合わせできない仕事だったんです。朝からやっているステージで、一番最後が僕の1時間のステージだった。お客さんが入っているから、ぶっつけ本番。

 それで声を出しておかないといけないと思って、ステージの前日の10月11日、喉がおかしくなってから約1週間後だよね、1人でカラオケに行きましたね。カラオケでは30分、目一杯歌いました。10曲くらい歌いましたね。それくらい歌えれば大丈夫。後は僕のステージは、しゃべってモノマネして、盛り上げてるだけだから(笑)」

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