■上白石のハードスケジュールが不安材料

 宮崎の『篤姫』の場合は、堺雅人(47)演じる夫の将軍・徳川家定との夫婦の日常など、ホームドラマ的な要素も描かれていた。女性層からの支持もあり、平均視聴率24.5%(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)を非常に高い視聴率を記録し、大河ドラマ史上初めて本放送期間中に集中的なアンコール再放送が行われるなど、名作として名高い。同じ役として上白石も続けるといいが、心配な点もあるという。

「上白石は、来年1月クールの連ドラ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)の主演も先日発表されたばかりです。時間帯とスタッフが、上白石が初めて主演し、佐藤健との共演で一大ブームとなった『恋つづ』と同じで、ある程度融通が効いてやりやすいとは思いますが、過密スケジュールは避けられない。ドラマの主演はやはり重責ですからね……」(前出の女性誌記者)

 こうしたケースに前例がないわけではない。先の宮崎にしても、映画『少年メリケンサック』と『篤姫』の撮影を同時進行で行っていたという。

「ただし、『少年メリケンサック』は映画で、ドラマよりは撮影時間に融通が効いた。それでも、宮崎さんのスケジュールは相当ハードで、心身ともにヘトヘトな様子だったといいますよ」(前同)

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