■武井の出演には厳しい条件
『半沢直樹』にとって、上戸はそこまでしても出てほしい女優だったということだろう。
「ここまでの条件で出演させたのは、『半沢』の続編だったことが大きいでしょう。上戸さんの演じる花は1作目でも好評で、2作目でのキャスト変更はドラマの浮沈に関わってきますからね。ただ、同じような破格の条件で、新たなドラマが上戸さんにオファーをする、ということはないでしょうね」(前出のワイドショー関係者)
そして、武井は2021年に公開予定の映画『るろうに剣心』シリーズ最終章、今冬に放送予定のドラマスペシャル『黒革の手帖~拐帯行~』(テレビ朝日系)に出演することが発表されている。
「これらの出演作は、上戸さん同様いずれも続編だから実現したんでしょう。実は武井さんは、子どもの幼稚園の関係で、撮影は15時までという厳しい条件が設けられているといいます。コロナ禍で撮影に時間がかかる中、その条件でドラマのメインどころをやるというのは無理ですよね。上戸さん同様に、新しい作品に起用するところは中々出てこないでしょうね。
母の役目を全うするのは素晴らしいこと。ただ、名女優と言われる2人に縛りがあってフル稼働できないのは、惜しいとも思ってしまいますよね」(前同)
事務所を去った米倉、そして残留して母として奮闘する上戸と武井。それぞれの道で輝いてほしい。