■『紅白』は嵐に司会&大トリオファー

 11月30日には、12月31日に行われる配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」の概要が発表され、開演は午後8時、アーカイブによる見逃し配信はなく、会場は非公開であることが明らかになった。

「松本は、2020年末の活動休止が決まったとき、つまり約700日前からラストイヤーの最終日にライブをやるつもりでいたということです。しかし、今年の9月から10月の段階では、“嵐は『紅白』で有終の美を飾ることになる”と、『紅白』の取材をする報道各社の音楽担当記者が報じ、5人で司会を務め、持ち時間は歴代最長クラスの合計15~20分、大トリも嵐が飾る、“嵐のための『紅白』”になる、と報じられていたんです。

 公式発表に先駆けて、ラストライブの存在を報じた『文春オンライン』でも、NHKが嵐に司会と大トリでの出場をオファーしたものの、5人はその提案を受け入れなかったと報じています。

 今年の『紅白』では、白組の出場者の3分の1がジャニーズのグループ。例年、ジャニーズ枠は4~5枠でしたが、今年は7組も出場する異例の事態。それもこれも、嵐に『紅白』を大いに盛り上げてもらいたいというNHKサイドの思惑があって、7枠も割くことになったのではないでしょうか。

 しかし、嵐としては、2年前からラストイヤーの大みそかにファンに向けたライブを行うことが決まっていたわけです。結果的にNHKは嵐、ジャニーズサイドに“一杯食わされた”形になってしまったと言えるでしょうね」(前出の夕刊紙記者)

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