■NHKの調査・調整不足?
2019年1月27日に2020年末の活動休止を発表した段階で、ラストイヤーの『紅白』司会や大トリを嵐が務めることは既定路線だとされていた。
また、新型コロナウイルスで東京五輪が延期になっていなければ、嵐はNHKのスペシャルナビゲーターを務めていたはずで、当然その年の『紅白』でもメインになるべき存在だった。
「ジャニーズ事務所サイドがNHKに“2020年の大みそかはファンに向けてライブを行う予定なんです”と、予定を伝えていなかったということですよね。それでNHK側は、“嵐が『紅白』で大役を務めてくれるのは当然”と考えていた可能性は高いでしょう。
ただ、『紅白』という番組は、NHKからオファーがあってそれに出るか出ないか返事をする形ですから、ジャニーズサイドが正式オファーも来ていない段階でわざわざNHKに大みそかの予定を言う必要もありません。
嵐は、早い時間にラストライブの会場から中継で『紅白』に出演することが濃厚視されていますが、NHKサイドとしては“思惑が外れた”といったところではないでしょうか。今回、NHKはジャニーズサイドに怒っているとも聞こえてきます。しかし、2020年の話をもっと前の段階でしていなかったNHKサイドの調査・調整不足という気もしますし、『紅白』関係者に、嵐の最終日の計画を感知させなかったジャニーズ事務所の戦略勝ちとも言えるのでしょうね」(芸能プロ関係者)
NHKはジャニーズの戦略にまんまとハマり、ジャニーズ枠を必要以上に拡大してしまった!?