■児嶋への涙と見せかけて……
前出の夕刊紙記者は続ける。
「やはり、謝罪会見となれば、泣いている姿はほしいところ。ただ、よく見ると、渡部は涙ではなく汗を拭っていたんです。確かに、会場はかなり空調の温度が高く感じられましたし、渡部もスーツ姿で、ずっと立ちっぱなしで話しているわけですから、汗が流れ出るのは仕方がない。その後も、ハンカチでこめかみの辺りを拭くなどしていましたし、相当暑かったのでしょうね。あれは間違いなく涙ではなく、大汗ですね」
会見の終了についても、疑問が残ったという。
「案内では、終了時間が記載されておらず、渡部が現れる前の所属事務所の幹部の話でも、時間の制限はないとの説明がありました。質問が完全になくなるまでやるということですから、長丁場も覚悟していました。しかし、始まってから約1時間37分ごろでしょうか。“記者の方もよろしいですか”という、スタッフと思われる女性の声がしたんです。
確かにちょっと会見が長いな、と感じ始めたタイミングでした。ただ、無制限と言いながら、渡部サイドから終わらせるのか、とは思いましたね。その後も質問は続いたものの、数分後に渡部が“ありがとうございました”と言って、そこで終了となりました。
ちょっと強引な終わらせ方でしたが、そうでもしないと似たような質問で延々と会見が続きそうな気配もありましたし、仕方がなかったのかもしれませんが……」(前同)
取材陣の中でも「ん?」と思われる点がいくつかあったという今回の会見。真摯に謝り続けた渡部だが会見後も批判は止まない。ただこれが渡部にとってリスタートの機会になれば良いのだが……。