なら俺にだって可能性あったんじゃね? 的な感覚が年甲斐もなく沸き上がってきた。そんな読者はけっこういたろう。数々の華やかな恋愛経験を経て、“非モテ”男性に落ち着く女性は少なくないなどと『女性自身』(光文社)にも書かれていたっけ。

 もっとも、『TOKIOカケル』で彼女は、30歳オーバーからアラフォーぐらいの女性たちで集まって食事を作って食べる、「婦人会をしている」と話していた。「31歳(当時)なので、女子会っていうのはちょっとおこがましいから婦人会」だとか。その集まりでは「保険などが話題になる」と笑いを誘っていた。

 山ちゃんは蒼井と結婚するまで15年、ずっと東中野に住み続けていた。東中野愛が強すぎ、同一エリアで何度も引っ越しを繰り返したという。エッセイ集『天才はあきらめた』(朝日文庫)を出版した際、駅前のBOOK+という書店に手書きポップも贈ったとか。山ちゃんは東中野の飲食店にも度々出没。

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