小沢仁志「つき合う女性に好きな人ができたら」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕の画像
小沢仁志

 前回に続いて、“Vシネマの帝王”こと俳優の小沢仁志さんとの対談です。とにかく怖い小沢さんに私は怒鳴られてばっかり。料理の話をすれば「男に抱かれたいなら肉を食わせろ」と言われちゃうし、恋愛の話を振ったら「役者にとっては、女とつきあうのも仕事」なんて炎上しそうなことも言いだす始末(笑)。小沢さんの恋愛論について、もう少し深く聞いてみることにしました。

小沢「女だって恋愛が面倒なときがあるんだよ。“毎日、男が連絡してきてウザイ”とか“男の嫉妬が面倒”とかな」

ゆま「あ、分かります。意外と男性も嫉妬深いところがありますよね」

小沢「だろ。そうなると、しばらく彼氏はいらないんだ。でも、たまには甘えたい、愚痴を聞いてもらいたいとか、あるだろ?」

ゆま「あります!」

小沢「そういうときに、俺みたいな男はつきあいやすいみたいだな。俺は俺で、もう二度と結婚しないと決めているから、面倒なことは言わない。かといって、適当にも扱わない。近くにいる女とは、ちゃんとマジで向き合っているつもりだよ。何に悩んで、何に苦しんでいるのか、そういう話もよくするよ」

ゆま「ええ~? でも、それだったら、余計に、ちゃんとつきあってほしいとか言われそうだけど」

小沢「いや、ないな、それは。最初から俺は、“俺と一緒にいても幸せになれないから、おまえの中で好きな人ができたら、そっちにいけよ”と言っているからな」

ゆま「ふへえー」

小沢「実際、“好きな人ができたから、紹介するね”と言われることは多いな」

ゆま「いやいやいや。それ、大丈夫なんですか?」

小沢「何が? むしろ、俺が会って、“いい男”かどうか見極めてやるんだ」

ゆま「すごい……これが“愛”なの?」

小沢「まあ、愛にもいろいろ、形があるってことだよ」

ゆま「なんか、大人って感じがします」

小沢「おまえはどうなんだよ、最近」

ゆま「いやあ、全然ダメです(笑)」

小沢「言っておくけどな、ダメな奴に尽くしたら、さらにダメになるぞ」

ゆま「ウウッ……。いやいや、それは20代の頃の話で……」

小沢「アレだろ? “私がなんでもやってあげるから”みたいになるんだろ?そういう女、ウザイよ!」

ゆま「ひぃ! でも、最近は尽くすだけではダメだと思って、30代になってからは、自分のために恋をしようと決めたんです!」

小沢「気づくのが遅っせえんだよ!」

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