■コロナの恐怖を身近に感じるきっかけに…
そして、今回のアンケートで最も多い100人が挙げたのが、新型コロナウィルスで亡くなった志村けんさんと岡江久美子さんのニュースだった。
志村さんは、3月に体調を崩して病院に救急入院したところ、新型コロナの陽性だと判明。人工心肺装置をつけて治療を続けたが意識は戻らず、同月29日に帰らぬ人となった。2019年12月から3月6日まで撮影に参加していたNHK連続ドラマ小説『エール』が遺作となり、2020年12月公開予定だった自身初の主演映画『キネマの神様』は沢田研二が代役を務めることになった。
「ドリフ世代なので、とても悲しい。残念。親族が亡くなってしまったくらいの衝撃を受けた」(46歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)、「志村さんは子どものときから好きだったのでショックだった。この前まで元気だったのにと思い、信じられなかった」(26歳/男性/総務・人事・事務)、「バカ殿様で笑って、『天才!志村どうぶつ園』ではパンくんやプリンちゃんと元気に遊んでいて、それらの映像を見るといまだに亡くなったことが信じられない」(18歳/男性/学生・フリーター)など、今でも信じられないという人がほとんど。
一方岡江さんは、4月に新型コロナの感染が確認され、集中治療を受けていたが23日に肺炎で逝去。志村さんに続く悲報に、日本全国が悲しみに包まれた。岡江さんは、2019年に乳がんの手術を受け、2020年1月から2月にかけて放射線治療を行っており、免疫力の低下から重症化したのではないかといわれている。
岡江さんのニュースにも「コロナ禍で抵抗力が弱いと感染しやすいと、感染症の恐ろしさを思い知らされた」(55歳/女性/主婦)、「驚いたと同時にコロナの恐ろしさを改めて知った。外出制限の自粛中、一番怖く悲しいニュースだった」(23歳/女性/学生・フリーター)、「知人もコロナになり大変なときで、どうか助かってほしいと思ってた。岡江久美子さんの遺骨をご家族が受け取る映像も見ていて辛かった」(37歳/女性/主婦)と、死をいたむ声や感染症の恐ろしさを実感したという声が見られた。
なにかと暗いニュースが多かった2020年の芸能界。他には、大麻による伊勢谷友介の逮捕、大人気だった伊藤健太郎のひき逃げなどを選ぶ人もいたが、一方、ナインティナインの岡村隆史の結婚、石原さとみの婚約など、おめでたいニュースを選んでいる人たちもいた。コロナ禍はまだ続きそうだが、2021年は、明るいニュースが増えることを祈ろう。
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
https://www.voicenote.jp