「母がパン工場からパンを配達する仕事をしていたことが大きかったと思います。母にいつも付いていっていたため、焼きたてのパンを工場のおじさんに分けてもらうこともありましたし、朝食は決まってパンでした。ですから、パンを好きになるのは自然でした」

 パン屋巡りに目覚めたのは、事務所の寮を出た、成人を迎える少し前だったというが、それでもずいぶん年季が入っている。「甘すぎず、むぎゅっと噛みしめるとほんのり感じられるくらいの甘さ」の食パンが特に“推し”なのだとか。

■極厚サンドは一度の食事で食べきれないほどのボリューム

『キナミトパンノホン』を繙くと、自分も行った店、評判は耳にする店、たくさん並んでいるが、中でも納得したのが東銀座の喫茶アメリカン。まさにむぎゅっとした噛み応えの、分厚い食パンを約1斤分使った、超弩級のサンドイッチを提供する老舗だ。晴夏は19年5月18日放送の『人生最高のレストラン』(TBS系)では、同店のタマゴとチキンサンドを、昨年3月11日に出演した『ZIP!』(日本テレビ系)でもタマゴサンドを紹介している。

 彼女はこの手のサンドイッチを「わんぱくサンド」と命名。トーストしないアメリカンのサンドをNo.1認定して曰く、「食パンを味わうためのサンドイッチといっても過言ではないくらい、食パンが主役なんですよ」。

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