信頼していたスタッフから「バラエティのイメージがあると女優では使いにくい」と指摘され、「自分の幅を広げるために挑戦したのに、結果的に自分の首を絞めていることに気づいて悩みました」と、17年7月22日付のサンケイスポーツのインタビューでも答えている。それが22〜23歳の時だった。ちょうど蜷川幸雄演出の舞台『エレクトラ』に挑戦した頃だ。蜷川から稽古中に罵声を浴び、感情を引き出すため、髪を引っ張られもされた。悔しくて引退も考えたが、蜷川は引き止めてくれたという。

 それから次第に演技の幅を広げ、回り回って今、彼女の時代が到来したのだ。昨年11〜12月放送の『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』(テレビ東京系)でも主演をはった。シンガーソングライターの椎名林檎は福岡市立百道中学校在校時の1年先輩だが、東京事変がこのドラマの主題歌を担当した。

■一日に2回も行ってしまう

 そんな紗弥加は、讃岐うどんが大好物。芝居同様、とことん追及するハマり症で、同じ店に日に2回も行ってしまうという。それが五反田に本店のある「おにやんま」だ。『A-Studio+』の出演回では、アシスタントを務めるKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が同店を訪問。紗弥加と藤ヶ谷は06年『下北サンデーズ』(テレビ朝日系)で共演した間柄だ。「とり天ちくわ天 ぶっかけ」が特に彼女のお気に入りで、藤ヶ谷もそれを食した。

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