■公取委の一件以来、ジャニーズサイドが軟化

 SMAPの育ての親、チーフマネージャーのI氏の退所、SMAPの解散、そして、香取、稲垣吾郎(47)、草なぎ剛(46)の退所により大きな亀裂が入った、ジャニーズ事務所と、現在、新しい地図として活躍する3人。退所から3年以上経った今、両者が歩み寄りを進めているということだろうか……。

 芸能プロ関係者は言う。

「そうとも言い切れないようです。いまだ両者の間には大きな隔たりがあると見られています。今回の香取の番組の件は、やはり、2019年に公正取引委員会の注意があったことが大きいようです。以来、ジャニーズサイドは、わずかでも“圧力をかけている”とは見られたくないようです。そのため、もちろん内容次第でしょうが、SMAPの過去映像の使用など、今後はオープンにしていくことが予想されます。

 新しい地図と中居正広(48)の4人がそろってしまうと、木村拓哉(48)の孤立が際立ってしまう、という懸念もありますが、ジャニーズサイドはその点もある程度は受け入れたということではないでしょうか。

 新しい地図とジャニーズ事務所がガッチリ手を組むことは今後も難しいでしょうし、SMAPの再結成もないでしょう。しかし、単発のイベントなどで5人がそろう可能性はゼロではないのでは、そうした話は出てきていますね」

 今回、香取がMCを務める番組で振り返ることになる『愛ラブSMAP!』は、1991年から1996年まで放送されたSMAPの冠番組で、この番組でSMAPのメンバーは本格的にコントに挑戦する。

「回を重ねるごとに、彼らはお笑いをやる楽しさに目覚めていき、中居と香取はある回の休憩時間に、当時番組を担当していた放送作家に、“これからはトークで笑いを取れるようにもなりたいです”と相談にきたこともあったといいます」(女性誌ライター)

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