■上白石の人間力の高さに気づいていた

「北川は、まず演じる役者ありきでキャラクターを描く“当て書き”という手法をとるタイプの脚本家です。『半分、青い』でも“佐藤健さんありきで律を考えた”と18年に『あさイチ』(NHK)で話していました。北川は、古くは『愛していると言ってくれ』(TBS系)で豊川悦司(58)、『半分、青い』では佐藤のほかに中村倫也(34)もブレイクさせている。

 そんな、日本を代表する脚本家に意見を求められ、採用されるということは、佐藤の審美眼はプロから見ても確かだということですよね」(前出の女性誌記者)

 最近、佐藤と共演した女優と言えば、20年の『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)の上白石萌音(23)だが、彼女について20年1月28日の『毎日キレイ』で佐藤は、

「たぶん同世代、誰よりもしっかりしているんじゃないですか? 人間力がやっぱりあります」「お姉ちゃんだからなのかな? 分からないですけど、そこは感心します。そういう意味で楽です。頼っちゃっていますね」

 と、上白石について語っていた。

「その後の上白石の活躍ぶりは目覚ましいの一言です。1月スタートの『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)に主演、2月スタートNHK大河ドラマ青天を衝け』では重要な篤姫役、21年度後期の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で主演と、こんなに続いて大丈夫か、と心配になるほど引っ張りだこです。佐藤の言うように、非常にしっかりした性格だからこそ、NHKも大河と朝ドラ両方に起用したのでしょう」(前同)

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