ところが、後楽そば五反田店は20年12月14日をもって閉店していた。ぼくはそうと知らず、つい先日、五反田に出向いて驚いた。「新型コロナウイルスの影響」との貼り紙はそのままだ。五反田は風俗街でもあるが、オフィスが多い。やはりコロナ禍での外出者の減少で大打撃を被っていたのだ。

 JR有楽町駅ガード下の店が16年5月に閉店した際も、大勢が後楽そばロスに陥り、復活を求める声がネット上にも溢れていた。有楽町駅のガード下工事が終われば、元に戻るとの噂もあったが、それから2年近く待たされた18年3月、満を持して今度はJR五反田駅の高架下に再臨。ファンは歓喜の雄叫びを上げたものだ。ぼくも再オープン間もなく、わざわざ途中下車して寄った。味は寸分変わらなかった。

 それが2年8ヶ月で再び閉めてしまった。憎むべきはコロナだ。後楽そばのようなクィック&チープな美味から先に、どんどん町から締め出されている。今はリモートワークを徹底し、感染の拡大を防ぐべきだが、仮に嵐が過ぎ去ったとして、五反田に限らない、都心の店に客足は戻るのだろうか。リモートワークが根づけば、オフィス街は縮小せざるを得ない。

 こんな時、真麻のような著名人がこうしたB級グルメの真価に気づき、喧伝してくれることがどれだけ頼もしいか知れない。後楽そばの悲劇に関し、彼女がコメントしている様子はまだ見かけないが、ぜひ再びの復活のため、クラウドファンディングでも呼びかけてほしいものである。

(取材・文=鈴木隆祐)

アイドル食堂

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