■吉沢はロスを起こしたことで大河に選ばれた!?

「“朝ドラでロスを生んだ”という点では、ディーンと『青天を衝け』主演の吉沢には通じるところがありますね。吉沢は19年の広瀬すず(22)主演作『なつぞら』で“病弱な北海道の画家・山田天陽”として出演しました。天陽はなつ(広瀬)に恋をするも、夢を目指して上京するなつを尊重して送り出すのですが、それが今生の別れになってしまいます。

 数年後、病院を抜け出してアトリエに籠もって徹夜で1枚の絵を完成させてから妻に“病院に戻る前に畑を見てくる”と言い残して畑へ行き、そこで亡くなりましたが、そのシーンが実に儚くも美しくて……」(専門誌記者)

 麦わら帽子を宙に投げ、畑に倒れ込むシーンや、その後なつ(広瀬)が遺作となった馬の絵を見る場面に多くの視聴者は朝から涙し、ロスに陥った。

「どちらも方向性は違えど、美しい散り際でした。2人とも、朝ドラで一気に人気が爆発したほか、『青天を衝け』の主演に吉沢が選ばれたキッカケは『なつぞら』スタッフからの推薦も影響した、と19年に『日刊スポーツ』などで報じられていますね」(前同)

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