■過去には二人一役で共演したことも
また、吉沢とディーンにはさらなる深い縁もある。19年に『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』(フジテレビ系)で、非常に興味深い形で共演しているのだ。同ドラマはヴィクトル・ユゴーの小説『レ・ミゼラブル』が原作なのだが、小説におけるジャン・バルジャンに相当する役を、吉沢とディーンは二人一役で演じたのだ。
「吉沢は29歳、ディーンは43歳の主人公を、それぞれ演じていました。撮影時期の都合で制作発表会が初対面でしたが、ディーンは熱いハグを交わしたうえで吉沢を“集中力をもって観させていただいてしかも同一人物を演じたことで、他人じゃないような気がしています”と、高く評価していました。かつて同一人物を演じた俳優が、今度は“西の五代、東の渋沢”と評される対の存在を演じる。どこか、運命を感じてしまいますね(笑)」(前出の女性誌記者)
ディーンは今回の出演について、
「とても光栄に思います。そして、連続テレビ小説『あさが来た』の時と同じ五代友厚役を再び演じる機会をいただいたことを心からうれしく思うと共に、時を超えた不思議な縁を感じております」
と、コメントを寄せている。
不思議な因縁で再会したディーンと吉沢、そして三浦春馬さん。『青天を衝け』で、どのような化学反応を見せてくれるのか、楽しみでならないーー。