■タモリと桑子アナは“黒いワープ”の共犯関係……
山頂についたタモリと桑子アナは、富士山頂浅間大社奥宮を参拝し、富士山の最高地点・剣ヶ峰にも到達した。
タモリは放送にあたって「昔から一度は行ってみたいと思っていた富士山なので、とてもいい記念になりました。眼下に広がる雲海の景色は格別でしたね。あれ以来、ほかの山の見方も変わってきました。“この山、ちょっと登ってやろうかな?”と考えるようになりましたね」とコメントを寄せていた。
「このコメントからも、タモリが5合目から山頂まで自分の足で登ったかのように思えてしまいますよね。ただ、途中にブルドーザーを使ったという描写や説明があれば問題はないのでしょうが、いかにも“タモリさんが頑張りましたよ”となっている番組の構成に、登山愛好家は“途中を飛ばしているのになんなんだ”となっているんです。
おそらく番組サイドは、ブルドーザーで登る部分を全カットすれば、批判の声が上がることも想定していたのではないでしょうか。それなのになぜカットしたか。まず、やはりブルドーザーは資材運搬用で、緊急の人命救助のケースを除けば、人の運送が認められていないということ。また、堂々と“今回は特別にブルドーザーで登りました”とやると、一般の方から“私もブルドーザーで登らせてほしい。NHKの番組だけ特別扱いするな”という声が上がる懸念があったからかもしれませんね……。
タモリと桑子アナは、この“黒いワープ”の共犯関係にあったからこそ、タモリが後見人を引き受けると言うほど、深い関係になったのかもですね」(前出の写真誌デスク)
タモリという強力な後見人がいる桑子アナ。NHKを去る日も近いのかもしれない――。