■映画コーナーを任されてはいたが…

 伊藤は、映画案内番組やコーナーも任されていたのは記憶に新しい。

「18年4月からは、映画の魅力について掘り下げる情報発信型のバラエティー番組『ムビふぁぼ』(TBS系)のMCをしていたほか、19年4月からは朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)で公開を控えた新作映画の魅力を伝える『伊藤健太郎の ZIP!シネマ』を担当していました。もっとも、『ZIP!シネマ』はテレビ局関係者からは不評だったようですけどね……」(前出の女性誌記者)

 伊藤は映画好きが高じたあまりか、中国でヒットした映画『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』、アメリカのサスペンス・ホラー『カウントダウン』、オーガニック農場ができるまでを描いたドキュメンタリー『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』など、マニアックな作品を取り上げることも多く、伊藤のコーナーは番組内でも視聴率が悪かったという。

「日テレ上層部が『今日から俺は!!』の大成功を受けて、伊藤を囲い込みたい、という思いから提案したコーナーだといいます。“局上層部案件”だったため、スタッフも“もっと視聴者受けのいい映画を紹介してくれ”と意見しづらかったのではないでしょうか。番組関係者の一部からは、“上から押しつけられたお荷物”と評する声もあったそうです」(前同)

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