■負傷者を出さないためにプロレスラーが全面協力

 2020年10月には、トレンディエンジェル斎藤司(42)が『でんじろうのTHE実験』(フジテレビ系)のロケで背骨を圧迫骨折するなど、全治3か月のケガを負ってしまった。

 また、2019年の大みそかに放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の年越し特番『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)の撮影中には、俳優の佐野史郎(65)が第三腰椎を骨折している。

「『でんじろうのTHE実験』は今春での番組終了が決定しています。斎藤さんの事故が直接の原因でなくても、番組の今後に対する影響はあったでしょうね。

 やはり、収録中の事故は絶対にあってはならないこと。今は本当に細心の注意を払って撮影が行われます。ましてや『俺の家の話』はプロレスを題材にしているわけですから、制作陣も特に気をつけていたポイントだったでしょう。

 だからこそ、現場では本職のプロレスラーに協力してもらっていたわけです。にもかかわらず、ああいった記事が出たことに、TBSサイドは怒り心頭なんでしょうね」(前出の制作会社関係者)

『俺の家の話』の脚本を手掛けるのは宮藤官九郎(50)、チーフプロデューサーはTBSの磯山晶氏が担当している。長瀬、宮藤、磯山は2000年の『池袋ウエストゲートパーク』、2005年の『タイガー&ドラゴン』、2010年の『うぬぼれ刑事』(すべてTBS系)とこれまで4作品でタッグを組んできた。

 1月22日、WEBメディア『リアルサウンド』のインタビューで、宮藤は『俺の家の話』について5年ほど前から構想を練っていたと明かしている。

「何年も前から入念に準備していた作品ですよね。しかも、長瀬さんのジャニーズ事務所“最後のドラマ”として大きな注目があったにもかかわらず、今は視聴率が1桁台と微妙な状況にあります。そんな中、事実と反することでドラマにケチがつけられたとしたら……さすがにTBSとすれば、スルーできないでしょうね」(前同)

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