■『古参でよかった』イベント開催
2番目は2009年の4周年だ。AKB48劇場は劇場へ入った回数によって特典が得られる制度があり、この年は300回入場した200名ほどのファンしか参加できない『古参でよかった』イベントが開催された。内容はなんと私服姿のメンバーと一緒に客席に座って、4年間の歩みを振り返る映像を見るというもの。この年はシングル『RIVER』で初のオリコン1位、年末には2度目のNHK紅白歌合戦出場を果たすなど、大人気グループとなっていた中で、肩が触れるほどの距離でメンバーと時間を過ごし、終了後には秋元康と推しメンの直筆サインが入った古参認定証が手渡されるなど、まさに神イベントであった。
3番目は2019年の14周年。新世代センター、ダンス、ボーカル、楽器など、さまざまなコンセプトでチームの枠を越えて集められた新ユニット8組が始動。AKB48の新たな展開を期待させたが、新型コロナウイルスの影響で思うように活動できていないのが残念。
ちなみに昨年12月8日行なわれる予定だった15周年特別記念公演は、全員がステージに登場する演出を止め、ソロ曲リレーを準備していたが、柏木由紀や向井地美音ら主要メンバーが新型コロナウイルスの濃厚接触者となったために延期。当日はメンバー99名によるオンライントークイベントが行なわれた。
大所帯のAKB48にとって周年ライブはメンバーが一堂に会する貴重な機会。グループとしての一体感を醸成するためにも、早くいままで通りの日常が戻ることを願ってやまない。
(EX大衆2021年3月号「周年ライブの魅力再確認」AKB48)文●関根弘康
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