■嵐に代わるニュースターを生み出していくフェーズ

 ジャニーズサイドが、『VS魂』の低迷をそれほど深刻にとらえていないとささやかれる理由は、コア層の視聴率以外にもあるという。芸能プロ関係者は話す。

「ジャニーズ事務所としては嵐が活動休止に入った今、新たなスターを生み出していく、というフェーズに入ってきているんです。嵐の2番手には関ジャニ∞がいますが、やはり嵐ほどのパワーはありません。

 そこで、多くの所属タレントをさまざまな番組に露出させて、お茶の間での認知度を高め、そこからスターを出していきたい、という戦略があるようなんです。若手グループの中から選出されたメンバーが出演している『VS魂』が、まさにそれですよね。さらに今後は“裏かぶり”も気にせずやっていく方針のようです」

 ここで言う「裏かぶり」とは、ジャニーズ事務所に所属するタレント同士を、同じ時間帯の裏番組に出演させない、ということを指す。

「嵐については、メンバーの裏番組に他のジャニーズタレントを出演させないよう、徹底的にやっていたそうです。特に活動休止を発表してからの2年間は厳しく管理していたといいますね」(前同)

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