■レジェンドも、当時駆け出しの若手だった

「05年版のキャストが、いまにして思えばとんでもないレジェンドですからね。今回もレギュラーで続投する長澤まさみ(33)にくわえ、山下智久(35)と、中尾明慶(32)、小池徹平(35)、新垣結衣(32)、紗栄子(34・当時は『サエコ』名義)の計6人。平手でさえ霞むレベルです。

 ただ、これは現在だから言えること。たとえば山下は、主演作こそ多かったですが、ブレイクした『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)は『ドラゴン桜』終了の翌月スタートでした。ガッキーに至っては、『ドラゴン桜』がドラマ2作目でした」(前出の女性誌記者)

 小池と中尾も04年に『WATER BOYS2』(フジテレビ系)で名前が売れ始めた時期だった。当時は、全員が「ブレイク間近の若手タレント」だった。売れっ子ぶりで言えば、平手に代表されるように、20年版のキャストのほうが上である可能性もある。

「当時のキャスティング担当に、抜群の見る目があった、という話かもしれません。

 今回も、南は“第二のガッキー”の異名を誇るうえ、18年には主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で報知映画賞新人賞やブルーリボン賞新人賞など、多くの演技関係の賞を受賞。鈴鹿は、19年の初主演映画『蜜蜂と遠雷』で賞を総なめして、日本アカデミー賞新人賞まで獲得している。細田はまだ受賞歴はありませんが、1000人以上の中からオーディションで『町田くんの世界』主演に選ばれており、志田も演技経験豊富。全員、期待の有望株ばかりなんですよ」(前同)

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