■壁になっている旧世代の結束
一方、常連組の陣内や礼二らは、今回もとんでもない才能を披露。作品が紹介されるたびに爆笑がおこり、ツッコミトークで盛りあがっていた。また、新メンバー与田もアイドル離れした独特の作風を披露し、「乃木坂的にOKなの?」「顔ヤバい!」などとツッコまれ、スタジオの爆笑を誘っていた。
他の出演者に比べて企画にハマれなかった自覚があったのか、兼近は放送後、自信のツイッターで「#アメトーーク にて、絵心ない芸人出たんだけど、あそこは中途半端な実力で参加する場所じゃねぇと身に染みたぜ」と、出演を悔やむような投稿をしていた。
バラエティ番組を席巻している兼近らお笑い第7世代だが、『アメトーーク!』や『ロンドンハーツ』(同局系)は、ザキヤマことアンタッチャブルの山崎弘也(45)や有吉弘行(46)、フジモンことFUJIWARAの藤本敏史(50)らがメインを張っていて、彼らの存在感はイマイチの印象だ。
今年1月に放送された『ロンドンハーツ』の“スポーツテスト2021”でも、アンタッチャブルの柴田英嗣(45)やバイきんぐの西村瑞樹(43)など、オジサン世代の活躍が目立っていたため、孤軍奮闘して優勝争いに加わっていた兼近は「オジサンだけが活躍する場所じゃねぇぞ!」とアピールしていた。
YouTubeやSNSなど、テレビ以外に活躍の場を拡げてる第7世代だが、人気お笑い番組の『アメトーーク!』や『ロンドンハーツ』は、上の世代の芸人たちの結束が強く、なかなかハマらないようだ。4月期のテレビ番組改編では、世代交代の声が聞こえているが、これらの人気番組では前世代を乗り越えるのはなかなか難しいようだ。