ＳＭＡＰきっての演技派として名高い草なぎ剛（４６）が、ついに偉業を達成した。
３月１９日、映画『ミッドナイトスワン』の演技で、第４４回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したのである。草なぎは、ネグレクトされた親戚の中学生（服部樹咲）を養育費目当てで引き取るうちに次第に母性が芽生えるが、決して“母親”になれないことに苦悩する孤独なトランスジェンダー・凪沙（本名：健二）を好演していた。
草なぎは今回の受賞のあいさつで、
「マジすか。ごめんなさい、なんか頭真っ白になってしまって」と、緊張した面持ちで、
「いままでみなさんと仕事させてもらえたこととか、仲間の皆さんに応援していただいてることとか。慎吾ちゃんとかゴロさんとか、本当に近い人たちが支えてくれて、今日ここの舞台に立てたんだな、と思って。嬉しいです」
と、『新しい地図』として、ジャニーズ事務所を辞めた香取慎吾（４３）と稲垣吾郎（４７）の名を出したほか、
「映画ってそれぞれ作り手の人とか、役者の気持ちとか、いろいろ方向性はあると思うんですけど、一人一人の人生がよりよく自由に全うできるような、そんな作品作りと、人と人とのかかわりの中で、これからも自分の人生を全うしていきたいと思います」
と話し、「今日はありがとうございました」と一礼してあいさつを終えた。
