彼女は「お父さんの得意料理がパスタで、家でよくミートソースやカルボナーラ、ペペロンチーノを作ってくれ」るような温かい家庭に育ち、引っ込み思案を心配した両親の勧めで、7歳で子役オーディションに挑戦。05年のドラマ『瑠璃の島』(日本テレビ系)でデビューした。すでに芸歴15年のベテラン級だが、思春期には大きな役がつかず、“子役あるある”の葛藤も味わったようだ。しかし、果敢にオーディションを受けては這い上がり、見事に女優へとメタモルフォシスを遂げた。

■修学旅行でもロケ先でもラーメン三昧

『おんなのイケ麺』のインタビューから伺えるのは、彼女の麺好きは父だけでなく祖母からの遺伝らしいこと。「秋田のおばあちゃんが稲庭うどんを送ってくれて、毎日食べて」もいるとか。そして、「下北沢で何を食べるか迷ったら『ここ』」とそるとを絶賛する。高校生の頃、「友達とカラオケで何時間も歌った帰りに、よくおなかを満たしに」通ったのだとか。

 そるとは木曜限定で鯛出汁を使った「鯛そば」だけ提供するのだが、「これもおいしくて。今度はセットで『鯛茶漬け』も注文してみたいな」と語る祐里。残念ながらぼくは鯛そば未経験者だ。見た限り具材は通常とあまり変わらない。天下一品のこっさり(こってり+あっさり)のように、鶏出汁と掛け合わせてのハイブリッドも旨そうだが……。

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