■武田信玄の“隠し湯”

 下部温泉(山梨県)の『源泉館』も負けてはいない。

「足元から源泉が湧き出しており、普通のかけ流しとはケタ違いの新鮮さです。湯温は30〜32度と低く、夏でも35度ぐらい。最初は冷たく感じられますが、次第に体がポカポカしてくるのが、不思議です。なによりORPが国内でトップレベルなので、回春効果は絶大です」(同)

 武田信玄の“隠し湯”といわれるので、戦国好きも一度は訪れたい温泉だ。

「長寿には、病気にかからないことが重要でしょう。そこで“最強の万病の湯”といわれる天然ラジウム源泉、正確には放射能泉をオススメします」(同)

 温泉ソムリエの持つタレントの西村知美さんも薦めている放射能泉は、源泉かけ流しでないと効能が消えてしまう。さらに、どの温泉でも源泉から浴槽まで距離があると、効果は薄れてしまうそうだ。

「その点、太山寺温泉(兵庫県)の『なでしこの湯』は、敷地内に源泉があるかけ流しで、さらに、その源泉を生かした世界初のロウリュウサウナ(熱した石に水をかけて出る蒸気で温まるサウナ)も設けているんです。放射能泉は吸引すると、“ホルミシス効果”で自律神経を整えてくれます。万病に効く、長寿にもってこいの温泉と言えます」(同)

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