■舞祭組とトニセンの意外な共通点
「距離感といえば、どちらも初期はグループ内格差が酷かった、という点も似ていますね。V6の場合は、坂本昌行(49)、長野博(48)、井ノ原快彦(44)ら年長組による『20thCentury』(トニセン)と、森田、三宅、岡田准一(40)ら年少組による『Coming Century』(カミセン)で分かれていましたが、初期は露骨にトニセンが不遇でした」(前出の専門誌記者)
V6のデビューシングルの『MUSIC FOR THE PEOPLE』がいい例で、ジャケットの表面は「座ったトニセンのバックにカミセンが堂々と立っている」、裏面に至っては、カミセンしか映っていない有様だった。
この格差はメンバーも自覚しており、当時について井ノ原は「ジャニーさんが、(トニカミは)3vs3のバーサスだよって言ったんですけど、もうやる前から(勝負は)決まってんじゃねーか!」と、19年の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で当時の本音を明かしていた。
「キスマイも、フロントメンバーの北山、藤ヶ谷、玉森に比べて宮田、横尾、千賀、二階堂の4人が歌割りが少なかったり、衣装がバックダンサーのJr.と同等の生地、配色だったり、パッとしない時期がありました。それを打破するために中居正広(48)が13年に4人を舞祭組としてプッシュしたことで、現在のように人気が均等になったんですよ」(前同)
25周年という節目の年を滞りなく迎えたと思った矢先に、解散を発表したV6。キスマイだけは、というファンの願いは届くのだろうか……。