運転のプロも知らずにやってる!?「交通違反」ご注意リストの画像
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 4月6日から15日まで、「春の全国交通安全運動」が実施される。

「この期間は、ふだん以上に取締りが厳しくなりますが、今年“大活躍”しそうなのが、可動式オービスです。まだ数は100台程度と少ないものの、いつでも、どこにでも設置でき、10キロ以上のスピード違反(減点1・罰金9000円=普通車。以下同)から取り締まれるうえ、レーダー式の探知機には反応しないんですから、検挙率は上昇しそうですね」(運輸業界関係者)

 気の緩みに注意だが、加えて気をつけたいのが、「意外に知られていない交通違反」。安全運動月間に検挙されて、「知らなかった」では済まされない意外な違反を紹介しよう。

 交通ジャーナリストの今井亮一氏は、まず「歩行者妨害」(2点・9000円)に注意すべきという。

「信号がない横断歩道で人が立っていても、“車列が途絶えたときに渡るだろう”と、徐行して、そのまま走る人が多いと思います。ただ、これ、停止しないと立派な違反なんです」

 今井氏によれば、交通違反件数の総数は減っているものの、逆に取締りが厳しくなっているのが、この歩行者妨害だという。

 同様に「一時不停止」「通行禁止違反」(ともに2点・7000円)も注意。たとえ交通がまったくない場所でも、「止まれ」の標識があれば必ず停止。また、特に朝方の通学路など、一定時間だけ通行禁止の場所は、標識をよく見て侵入しないようにしよう。交通安全月間は、こんな場所こそ、取締りが行われる可能性が高いという。

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