■不祥事から半年、山口達也「異例の14回出演」は観測気球?
「2020年5月10日の放送では、DASH島の水路が完成するまでを追ったVTRで、山口が映ったこともありました。ただ、その4か月後の昨年9月、山口はバイクを運転中に乗用車への追突事故を起こし、飲酒運転も発覚。道交法違反(酒気帯び運転)で逮捕され、その後、再び番組から姿を消していました」(前出のテレビ誌ライター)
今回の放送で、山口が登場したのは過去映像だけではなかった。晴海の花見会場では、城島が作ったTOKIOの4人を模した切り絵をだん吉のライトで照らすと、壁にはなぜか5人の影が映り「あれ、影が5人だよ?」と松岡が指摘すると、長瀬が「いいじゃん。どうせ5人なんだから」と山口の存在を匂わせる場面があった。
「今回は長瀬にとって最後の『鉄腕ダッシュ』とはいえ、今後も番組は続きます。2度目の警察沙汰となる飲酒運転で逮捕された事件からまだ半年あまりの山口を登場させるのは、スポンサーの心象は良くないし、視聴者からのクレームも十分あり得る。コンプライアンスが厳しく問われる今、普通ならカットするはずです。ただ、一瞬だけのシーンも含めてですが、14回も山口の姿が放送されたんです。
これには明確な意思があるように思えてなりません。今後の復帰を考え、それに向け、どれだけクレームがくるのかを測る番組側の観測気球のようにも見えますよね……」(前同)
しかし、芸能プロ関係者は言う。
「現実的に考えて、山口の早期の復帰はありえない。女子高生に危害を加えた事件に、昨秋の飲酒運転逮捕。事件後、山口はアルコール依存の治療を行っていると多くのメディアで報じられて、現在も体調回復の最中にある。体調面、コンプライアンス、そしてスポンサーへの影響など考えれば、2~3年でどうにもなることではないでしょう。
やはり今回は、長瀬の最終回ということで、特別中の特別だったのではないでしょうか。番組制作陣は、方々からのクレームを覚悟で一か八か、長瀬の言うように、“TOKIOは5人なんだから”と勝負に出た放送だったのではないでしょうか」
過去映像ながら『鉄腕ダッシュ』に舞い戻ってきた山口。またメンバーと一緒に、番組で活躍する日は来るだろうか……。