■初仕事でいきなり爪痕を残す
「1日1000円生活をしている“ケチの達人”が節約のコツを紹介する回だったんですが、ひとしきり紹介が終わった後にカズレーザーは視聴者に“節約できるのはいいことなんですけど、一般の方がそのままこれをマネすると、絶対にストレスが溜まる”“マネするならほどほどに”としたんです。番組が推した内容の逆を行くともとれる発言でしたが、視聴者には《確かに無理がある》《ここまでしなくてもいいよね》と、納得する声が多かったですね」(前出の女性誌記者)
近年、カズレーザーは忖度ナシで鋭いコメントを理路整然と説明する姿が、視聴者の間で評判となっている。たとえば、今年1月12日の『とくダネ』では、いわゆる「荒れた成人式」の話題の際に、
「成人式のくくりで報道するのは違う」「(暴れてるのは)一定数の人がいれば、絶対に一定数いる愚か者」としただけでなく、「どうせこの人たちはこのニュースも見てないし届かないんだから、あんまり報道する意味ないと思う」
と、報道の姿勢にも言及していた。
「くわえて、昨年10月2日放送の『沸騰ワード10』(日本テレビ系)で自衛隊で体当たりロケを行い、“みなさんが1滴汗を流すと、誰かが流す涙が1滴減ると思います”という名言が高く評価されたこともある。今回の生配信も、1時間かけてじっくり、50以上の質問に答える真摯ぶりでした。
こうした姿勢から、視聴者からの信頼も高い。いまは曜日レギュラーですが、このままステップアップを積めばいつかは朝番組のMCも十分ありえるでしょう。業界も注目していると思いますよ」(前同)
『とくダネ』放送当時の1999年4月、小倉は51歳。現在カズレーザーは36歳。ちょうど15年のカズははたしてどうなっているのかーー。