■数字だけではすまない問題点

『テッパンいただきます』は、視聴率以外にも問題点を抱えていたという。

「問題視されていたのは、“パクリ疑惑”ですね。

 2020年4月21日の放送回では、俳優の中川大志さん(22)がゲスト出演し、粘着クリーナーにこだわりすぎる、Bluetoothが好きすぎる、といった一面をピックアップ。この、芸能人が好きすぎる、強いこだわりを持っているものに焦点当てるという作りは、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)の人気コーナー“取り憑かれた芸能人”と非常に似ています。

 また、昨年10月6日の放送で、『ダサい沼から脱出!イケてる国民審判』という男女の価値観にまつわる2択問題を出題するというクイズ企画が始まりました。ところが、このコーナーも同じフジテレビ系で放送されている『TOKIOカケル』の『完全に好きアピ警察24時』という、男性が“自分に気があるはず”と考える女性の行動を、女性ゲストがシロかクロかで判定する企画と似通っていて、ネット上でも“TOKIOカケルでも似たような企画やってるしな”との声があがってしまいました。

 こうした企画のパクリ疑惑も、プライム帯とは思えないほどの低空飛行につながったのでは、との向きもありましたね」(前出の制作会社関係者)

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