■笑いの期待値が千鳥・かまいたちが上
前出の構成作家は続ける。
「お笑い第7世代が、世間のトレンドワードになる人気を獲得しているのは間違いないです。特にEXITが当てはまりますが、彼らは時代の“アイコン”となるほどの輝きを得ています。一気に令和時代の顔となった彼らですが、裏を返すと急速に人気者になったせいで、実績が足りない。
霜降り明星こそ2018年の『M−1グランプリ』で優勝していますが、場数の多さでいえば、芸歴の長い千鳥とかまいたちには到底及ばないですよね。地道に階段を登ってきた千鳥とかまいたちに比べて、お笑い第7世代はキャリア、実績が足りず、真正面からぶつかったときに、視聴者が求める“笑いの期待値”で負けてしまうのではないでしょうか。
つまり、時代のアイコンであるのは第7世代だけど、今から放送される番組で面白いものを見せてくれそうなのは千鳥とかまいたち、というわけです。だから、笑いを求める大人がチャンネルを合わせる地上波の深い時間の番組では、『千鳥vsかまいたち』が圧勝したのでしょう」
ただ第7世代の実力も本物。時間を経れば、逆転も可能!?