■同世代を引っ張る菅田将暉
菅田の演技について竹内は「考えている部分が繊細だったりとか。スゴく自分のスタイルを持っているのは、僕はスゴくうらやましかったんですよ、同世代として」と説明。「同世代を引っ張っていく人っていうのは、こういうポテンシャルなんだ」と衝撃を受けたと語った。
そこで、伊集院が具体的なエピソードを求めると、竹内は、同じ『仮面ライダー』デビューの俳優でも、自分は演技の基礎を学んおらず、演技に関する強みがないが、菅田は多くの映画やドラマでキャリアを積んでいるとし、「セリフの言い回し部分、こだわりを感じるんです。繊細で最後まで丁寧なんですよ。スゴく勉強になった」と明かした。
菅田は09年放送の『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)でデビュー後、13年に主演映画『共喰い』で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。翌年は映画『そこのみにて光輝く』で高崎映画祭最優秀助演男優賞を受賞するなど、幅広い役柄を演じて高い評価を受けている。
一方、竹内は連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)、『陸王』、『テセウスの船』(ともにTBS系)など、多くの話題作に出演しているが、自身の代表作となるような主演作はまだない。
これまで爽やかな好青年を演じることが多かった竹内だが、最近はそのイメージを自ら壊すようなぶっちゃけ発言が増えている。役者としての深みを増し、憧れる菅田を超えるためにも、今後は爽やかとは真逆のクズ男を演じると面白そうだ。